近年のコロナ禍において、自宅で猫を飼ってみたいという人は増えています。
ただ、ブリーダーやペットショップから購入するとなると数十万円は掛かるため、保護猫を探しているという人が多くなっています。
しかし、保護猫の場合、ブリーダーやペットショップの猫とは異なるため、どのようなメリットやデメリットがあるのか?分からないという人もいます。
そこで、当記事では保護猫のメリットとデメリットについて解説します。
保護猫を飼う前に、あらかじめメリットとデメリットについて理解しておく事により、スムーズに保護猫と暮らせるようになります。
保護猫のメリット
まずは、保護猫のメリットについて解説します。
ちなみに、保護猫のメリットには主に下記のものがあります。
●初期費用が安い
●猫を救う事が出来る
●性格や特徴を知る事が出来る
初期費用が安い
一般的に、ペットショップやブリーダーから猫を購入する場合、10万円以上は当たり前、猫の大きさや種類によっては30万円や40万円以上なんて事もあります。
数年前までは10万円以下でも猫の購入は可能でしたが、近年ではその価格も上昇しており、今では10万円以下の猫はほとんど見かけません。
その点において、保護猫の譲渡費用は10,000円~50,000円がほとんどとなっており、ペットショップやブリーダーから購入するよりはるかに安くなっています。
もっとも、この譲渡費用の中には去勢費用やワクチン費用、避妊費用などが含まれているため、猫自体の費用は実質0円の可能性もあります。
ちなみに、保護猫の中には、まだ去勢や避妊が行われていない猫もいるため、あらかじめ譲渡条件を確認する必要があります。
猫を救う事が出来る
基本的に、保護猫とは行き場を失った猫の事です。
『捨てられて野良猫になった』『ペットショップで売れ残った』などなど、その経緯は異なりますが、行き場が無くそのままでは殺処分になる可能性がある猫の事です。
そのため、保護猫を受け入れるという事は、殺処分になる可能性があった猫を救う事が出来るのです。
もっとも、保護猫を受け入れる人の多くは、殺処分される猫を減らしたいという思いがあるのではないかと思います。
性格や特徴を知る事が出来る
ペットショップやブリーダーから猫を購入する場合、生後数週間~数ヶ月の子猫がほとんどです。
そして、この時点で子猫の性格や特徴を知る事は難しいと言えます。
これに対して、保護猫の場合は子猫もいますがほとんどが2歳~3歳以上となっているため、ある程度の性格や特徴を知る事が可能です。
そのため、保護猫の性格や特徴を考慮した上で、自分の性格や環境にマッチした保護猫を受け入れる事が可能です。
保護猫のデメリット
次に、保護猫のメリットについて解説します。
ちなみに、保護猫のメリットには主に下記のものがあります。
●人気の猫種が少ない
●譲渡条件が厳しい
●懐きにくい猫もいる
人気の猫種が少ない
ペットショップやブリーダーであれば、マンチカンやロシアンブルーなど、人気の猫を見つける事が可能です。
ただ、保護猫の場合は雑種の場合が多く、そういった人気の猫を見つける事はかなり難しいです。
何故なら、保護猫の多くが、野良猫や野や猫から生まれた猫だからです。
もっとも、ごく稀にブリーダーから引き渡されるて保護猫として譲渡会に出ている事もありますが、その場合はすぐに譲渡されるため引き取る事は難しいです。
また、ブリーダーから引き渡される猫の場合、『食が細い』『病気を持っている』など身体に何らかの不具合を持っているケースがあります。
そのため、そういった保護猫を引き取る場合には、何故保護猫になったのか?その理由を確認した方が良いです。
譲渡条件が厳しい
基本的に、保護猫を引き取る場合には譲渡条件がありますが、この譲渡条件が結構厳しくなっています。
単身者(独身)や高齢者はもちろん、小さな子供がいる家庭や未成年者の場合、これだけで譲渡条件から弾かれてしまいます。
その理由として、保護猫=一度保護された猫になるため、今後きちんと猫の面倒を見てくれて、再度保護猫にならないようにという思いがあるからです。
また、保護団体は、国から助成金をもらっており、国からの指導が入るため、譲渡条件が厳しくなっている事も理由の一つになっています。
懐きにくい猫もいる
保護犬は、その大半が元々飼育環境の悪い場所でで育ってきているため、人間に慣れておらず警戒心が強くなっています。
いきなり威嚇をしてきたり、噛みついたり猫パンチをしてくる猫もいます。
もっとも、人に懐く懐かないは猫自身によるところが大きいかも知れませんが、懐くまでに時間が掛かる、全く懐かない猫がいる事も事実です。
そのため、保護猫を引き取る場合には、じっくりと時間を掛けて育てていくという心構えが必要です。
まとめ
当記事のまとめは下記の通りです。
●保護犬のデメリットには、主に『人気の猫種が少ない』『譲渡条件が厳しい』『懐きにくい猫がいる』などがあります。